本木雅弘主演の納棺師のお話。意外とコメディタッチ。抑え目なトーンが良い。
山崎努が出ていると「お葬式」を思い出す。似てないけど。
何かと物語の盛り上げ部分に持ってこられる人の”死”を日常にまで下ろし、そこで繰り広げられるおかしかったり悲しかったりする出来事の数々。
しかしホントは毎日大勢の人が亡くなってるんだから決して非日常なことじゃないのよね。見えないだけで。
そんな風に観客の視点を変えさせ、体験させられると見えてくることも多いわけで。
まあ、それは人ぞれぞれだと思うのでぜひ見に行ってください。
ちなみに父方の実家が山形なのでどことなく見た風景。
祖母の葬式の時、孫で一番年上の男って事で三角巾(幽霊とかが額に着けてるアレ)を着け、草鞋を履いて箱(中に亡くなった人があの世で食うに困らないようにと茶碗や箸が入ってる)を担ぎ一言も話さず、絶対振り向かずに寺まで運ぶという役をやりました。
映画の中にもその役割の人が一瞬だけど映っていてちゃんとしてると感心。
遺体役の人って大変だなあ。
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